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3月6日

39 出発、オーストラリア教育視察
 3月4日(土)、教育コース2年生の生徒が、オーストラリア教育視察に出発しました。訪問先は半田市の姉妹都市であるオーストラリアのポート・マッコーリーという町です。そして、お世話になるのは、Hastings Secondary College Westport Campusの先生方と生徒のみなさんです。
 生徒は、羽田空港からシドニーを経由して、半田市の姉妹都市であるオーストラリアのポート・マッコーリーという町へ向かいます。5日(日)の午前にポート・マッコーリーに到着し、KOALA HOSPITALを訪問します。この病院はコアラ専門の病院で、2019年の大規模森林火災では救助されたコアラの治療を行い、そのことがCNNを通じて世界中で報道されました(詳しくは、2019年、11月29日付け「校長通信」をご覧ください)。KOALA HOSPITAL訪問後は、ホストファミリーとともにHastings川沿いの公園でバーベキューを行います。
 6日(月)の午前は、現地の市長を表敬訪問して、半田市長からの親書を手渡します。午後は、Hastings Secondary College Westport Campusの日本語の授業に参加し、折り紙について日本語で説明することになっています。担当はDale Hastings先生で、日本にも来たことがあるそうです。先生の教室の様子(教室内の飾りつけや授業開始及び終了の挨拶など)、日本語についての説明、そして生徒の活動など、学ぶ点がたくさんあると思います。また、この学校でのスマートフォンの持ち込みについては、どんな規則があるのでしょうか? こいった事柄についてもホストスチューデントとの交流から学び、なぜそういった規則があるか考えてほしいと思います。さらに、ホストファミリーとの交流では、オーストラリアにおける家族のあり方についても気づきがあるでしょう。
 7日(火)の午前は、学校の近くにある老人ホームを訪問して、交流活動を行います。また、午後は、学校の近くにあるWestport Public Schoolという日本の小学校にあたる学校を訪問し、書道の授業で児童と交流する予定です。8日(水)は、半田市との交流を担っている姉妹都市委員会の方々のお世話で、ポート・マッコーリーの街を訪問し、午後、シドニーに向けて出発します。そして、9日(木)の朝、シドニーを出発して、羽田空港経由で中部空港に帰着する予定です。
 今回、訪問する生徒のミッションは二つあります。一つは、教育コースの授業の一環として、海外の教育を体験することで、教育の多様性について考えを深めること。二つ目は、半田市の代表として、半田市とポート・マッコーリーとの人的交流を再開させること。この二つのミッションを果たし、生徒が一回り成長して戻ってくることを望んでいます。


3月3日

38 第41回卒業証書授与式
 3月3日(金)、第41回卒業証書授与式を行いました。文部科学省の通知を受け、式では生徒及び職員はマスクなしを基本とすることを事前に生徒とご家庭の方々へ連絡しました。今後受験を控えているといった理由や、家族に医療従事者がいるといった事情でマスクを着用する生徒や職員もいました。ご家庭の方々の参加人数については、当初の予定どおり一家庭で一人とさせていただきました。ご協力をありがとうございました。
 以下、式辞の抜粋をお伝えします。

(前略)

 卒業生のみなさんは、3年間、ご家庭の方々や教職員、さらには地域の皆様の支えで、健やかな高校生活を送ってきました。日々の授業はもちろん、部活動や行事をとおして、多くを学び、たくましく成長したと思います。
 一方で、令和2年3月に始まった新型コロナウイルス感染症により、みなさんの学校生活は、入学式翌日からの学校休業、部活動の大会中止、わずか13日間の1年生の夏休みなど、制約が多いものとなりました。しかし、そのような状況の中でも、日々ひたむきに学校生活に取り組んだみなさんは、本当に立派でした。
 さて、現在、世界の状況は激しく変化しています。特に、人工知能、いわゆるAIが飛躍的に進歩しています。18世紀に始まった産業革命では、工業化が進み仕事を失った人々がいました。一方、機械を操作する必要が生じ、新たな雇用が生まれました。近年の高度情報化社会においても、新たな職業が生まれています。機械や人工知能が人々の労働の一部を代替するようになり、豊かな情報を活用して、思考力と判断力が求められる仕事に多くの人が携わるようになったのです。
 しかし、こういう時代も、もはや過去のものとなりそうです。圧倒的な情報量と計算速度によって、すでにAIは人を上回る力を発揮しています。また、人の強みであった判断力や決断力においてもAIは人を上回るようになってきました。 空飛ぶ自動車、宇宙旅行、新型コロナウイルスのワクチンや薬の開発も、AIなしでは考えられません。医療における画像診断にもAIが活用されています。いつか、みなさんの片腕となるパーソナルAIが、みなさんに代わって、最小のエネルギーとコストで、最高の結果が得られる判断をしてくれるかもしれません。課題をあげるなら、自ら疑問を抱き、主体的に課題解決に取り組む姿勢が、AIには十分でないということでしょう。
 ここで、時代を象徴する言葉を紹介します。VUCAという言葉を聞いたことがありますか。VUCAとは、変動性、不確実性、複雑性、そして曖昧性を表す英単語の頭文字V、U、C、Aをつないだ言葉です。複雑に条件が絡み、刻々と変化する現実にどう向き合うか。
 今、時代は、私たちに課題発見力を求めています。自分なりの視点で現実と向き合い、本質に迫る「問い」を発見することが大事です。VUCAの時代では、課題はすでに存在するのではなく、自分で発見しなければなりません。今後は、自ら問いを発し、主体的に社会に関わる姿勢が大切になります。そして、これこそが、人がAIに勝る点なのです。
 見通しを立てにくい社会へ踏み出すには、不安があるでしょう。しかし、みなさんなら大丈夫だと、私は信じています。本校には、「一心不乱」という校訓があります。この校訓は、生徒が健やかな学校生活を送り、周囲から信頼され、高く評価される人に育つことを願って作られました。みなさんは、本校での思い出とともに、この「一心不乱」という校訓を励みにして、VUCAの時代を精いっぱい生きてください。困難にあっても、一心不乱に取り組めば、突破することができます。本校での学びが、必ずみなさんを支えてくれるでしょう。これからの人生では、本校で培った力を十分に発揮することを願っています。
 それでは、第41回生の門出を改めて祝福し、みなさんの新たな時代での活躍を願うとともに、ご来賓、並びにご家庭の皆様のますますのご健勝をお祈りして、式辞とします。


2月20日

37 2年生教育コース、オーストラリア教育視察結団式
 217日(金)、2年生教育コースのオーストラリア教育視察結団式を行いました。式では、この教育視察を後援していただいている半田市長と半田国際交流協会長からメッセージをいただきました。
 本校の教育コースは、平成30年度に第1期生が入学し、1年生では「地域」を、2年生では「世界」を、そして3年生では「未来」をキーワードとして、特色ある教育活動を行っています。中でも2年生の3月に実施するオーストラリア教育視察は、海外の教育を体験するとともに異文化についても考えることができる貴重な研修です。訪問地は、本校がある半田市が姉妹都市の提携を結んでいるポート・マッコーリーというリゾート地です。出発に向けては、南山大学のライアン・アンソニー教授からは「海外の教育制度について」、そして日本福祉大学の米津明彦教授からは「教育の視点をとおした異文化理解について」と題して、講義をしていただいています。
 生徒が心待ちにしているオーストラリア教育視察ですが、第1期生から第3期生までは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、実施することができませんでした。しかし、本年度は、ポート・マッコーリーから受け入れ可の返事をいただき、3月4日(土)に出発することになりました。現地での研修が実りあるものとなるよう願っています。


1月26日

36 愛知県体力づくり優良校顕彰
 1月25日(水)、令和4年度体力づくり優良校として、本校が愛知県知事から顕彰状をいただきました。
 愛知県教育委員会は、体力に優れ活力に満ちた児童生徒を育てるため、県内の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校の中から、日々の教育活動を通とおして体力の向上に関する指導や実践を積極的に行い、成果をあげている学校を、「体力づくり優良校」として、毎年、顕彰しています。
 本校は、「生徒の運動意欲の向上と体力の向上を目指した体育活動-授業実践と体育的行事を通して-」というテーマを掲げて、1年間、体育実技の授業と体育的行事の運営を行ってきました。授業では、冬季は音楽を取り入れたウォーミングアップを行ったり、補強運動のあり方を見直したりしました。さらに、ICT機器を活用して自ら課題を設定してデータを共有することで仲間と協働的に解決する取組も行っています。
 また、体育的行事では新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として種目を見直し、熱中症防止対策として公共の体育館で体育祭を実施しました。
 今回の選定は、生徒の体力づくりについて、こういった取組を評価していただいたものだと思います。


12月9日
35
 「あいちラーニング推進事業」研究協議会
 2月9日(金)、「あいちラーニング推進事業」研究協議会を行いました。
 本校は、令和3年度と4年度の2年間、愛知県から研究重点校に指定されています。この研究は、主体的・対話的で深い学びの推進をテーマにICTを活用した授業を実践し、組織的な授業改善を行うことを目的としています。本校の昨年度の取組については、本校ウェブページの「教育目標」→「3 本校が目指す学校像」→「あいちラーニング推進事業研究報告書」とたどっていただくとご覧になれます。
 当日は、国語科と英語科の先生が、タブレット端末と「ロイロのイート・スクール」を使って授業を行い、その後、研究主管校の先生を交えて研究協議会を行いました。二人の先生は、提出と共有といった「ロイロノート・スクール」の利点を生かした授業を行い、今後も新たな取組への意欲を高めたようです。
 今後は、各教科での授業実践を報告書としてまとめ、本校のウェブページに掲載する予定です。

12月6日
34 全校集会
 125日(月)、校内放送で全校集会を行いました。集会では、教頭先生から人権に関する講話があり、その後、部活動表彰を行いました。今回の表彰は、次のとおりです。

卓球部 
令和4年度愛知県高等学校新人体育大会卓球競技知多支部予選会
    女子学校対抗第3位

ソフトテニス部
令和4年度全知多高等学校ソフトテニス選手権大会
    個人の部 第3位(2ペア)

バドミントン部
第44回全知多バドミントン大会
    高校男子団体の部 第2位
    高校女子団体の部 第3位

11月26日
33 愛知教育大学主催、国立大学協会2022年度大学改革シンポジウム「学校・メディア・大学で共創する教育の未来」に参加
 11月26日(土)、愛知教育大学で開催された一般社団法人国立大学協会2022年度大学改革シンポジウム「学校・メディア・大学で共創する教育の未来」に、本校生徒及び関係者が参加しました。
 第1部では、CBCテレビの大石邦彦キャスター、キャッチネットワークの上西将寛記者・ディレクター、中日新聞社教育報道部の加藤祥子記者、その他県内の小中学校の校長と愛知教育大学野田敦敬学長によるパネルディスカッションが行われました。ディスカッションのテーマは「教職をめぐる困難な状況を回復させるために、メディアや学校、大学が社会に向けてどのような発信をしてきたか」です。
 第1部の意見交換を踏まえて、第2部では「どのような報道や発信を行うと学校に対する理解が深まり、より良い教育につながるのか」をテーマに、20以上のグループに分かれてディスカッションが行われました。
 私が参加したグループの構成は、中学生2名と校長先生、本校生徒1名と私、そしてファシリテーターとして愛知教育大学の学生の計6名です。ファシリテーターの進行がとても上手で、中学生や本校生徒からうまく意見を引き出していました。中学生や高校生からは「学校行事で生徒間の絆が深まる」といった意見が出され、校長からは「行事をとおして教員は生徒と共に成長する」といった意見がありました。そして、これらの意見の接点として、「子供たちと教員が共に成長を時間する場面をもっと報道で扱ってほしい」といった意見が出されました。
 本校からは、学校関係者として、生徒保護者、PTA会長、同窓会長、PTAのOB会世話人、そして卒業生の保護者で県内私立大学にお勤めの方に参加していただきました。
 また、当日は、この春に本校教育コースを卒業し、総合型選抜で合格した愛知教育大学の1年生が、会場担当者として運営に参加していました。立派に活躍する卒業生の姿を見て、本当に頼もしく思いました。

11月1日
32
 愛知教育大学合格者発表、教育コース3年生が「総合型選抜」で合格
 11月1日(火)、愛知教育大学総合型選抜の合格者発表があり、本校教育コースの生徒が見事、合格を決めました。今回、本校生徒が出願した専攻、専修の総合型選抜における募集人員は1名です。
 愛知教育大学の総合型選抜への出願では、A4判2ページの「志望理由及び学びの計画」とA4判3ページの「学びの履歴」の提出が求められます。今回合格した生徒は、「これまで3年間の本校教育コースでの特色ある活動と学びをもとに出願書類を作成することができた」と語ってくれました。愛知教育大学では、2つの書類を基にした第1次選考の後に、第2次選考として大学が実施する「高大連携講座」の受講、課題への取組、そしてその課題に関する試験があります。
 本校の教育コースは平成30年度に開設し、来春は第3期生が卒業します。総合型選抜では、第1期生が数学、第2期生は社会、そして第3期生は国語の教員を目指して愛知教育大学に合格しています。

10月17日
31 全校集会、後期生徒会始まる

 10月17日(月)、全校集会を行いました。内容は、後期生徒会の認証式と部活動等の表彰です。表彰については、次のとおりです。

第29回愛知県高等学校英語スピーチコンテスト知多地区大会
優勝(愛知県大会進出)
  陸上部 令和4年度愛知県高等学校新人体育大会陸上競技大会知多支部予選会
    男子 1500m 第1位
        5000m 第2位
        400mハードル 第3位
        400m 第4位
        110mハードル 第5位
        4×100mリレー 第5位
    女子 3000m 第2位
        1500m 第6位
  
  ソフトテニス部 令和4年度愛知県高等学校新人体育大会ソフトテニス競技知多支部予選会
    男子 団体戦 優勝
        個人戦 第3位

  バドミントン部 令和4年度愛知県高等学校新人体育大会バドミントン競技名南・知多支部予選会
    男子 学校対抗戦 第3位
        ダブルス 第3位

  水泳部 令和4年度知多地区高等学校学年別水泳競技大会

    1年生の部 男子 50m自由形 優勝
    2年生の部 男子 50mバタフライ 第2位
               100m背泳ぎ 第2位
               200m自由形 第2位

        令和4年度愛知県高等学校新人体育大会水泳競技知多支部予選会
           男子 100mバタフライ 第2位
               200m平泳ぎ 第2位
               100m背泳ぎ 第3位

  柔道部 第76回半田市スポーツ大会柔道競技
    個人戦 高校男子の部 90㎏級 準優勝

10月14日
30 3年生教育コース「卒業研究発表会」

 10月14日(金)、午後、日本福祉大学半田キャンパスにおいて、3年生教育コースの生徒の「卒業研究発表会」を行いました。「教育コース」3期生である3年生は、1年次には教師に必要な豊かな人間性と社会性を養うための学校設定科目「教育基礎」を、2年次には多様な学びの形を知るための学校設定科目「教育探究Ⅰ」を、3年次には教職への意欲をさらに高めるための学校設定科目「教育探究Ⅱ」「教育表現」「教育英語」及び「教育数学」を学んできました。今回の卒業研究発表会は、そのしめくくりとなるものです。
 本校の教育コースの探究活動では、自ら問いを発することを大切にしています。本年度も、各自が問いを発見し、その次に課題を設定して、日本福祉大学の先生方の指導をいただきながら、研究活動を進めてきました。テーマは、学習における集中力や、外国語の授業のあり方、ICT教育、そして校則に関するものなど、多岐にわたっています。中には、教員の仕事やヤングケアラーについての研究もあります。
 生徒は、研究概要を報告し、質疑応答を行った後、助言者の日本福祉大学の先生からコメントをいただきました。また、当日は、1年生と2年生の教育コースの生徒も参観し、先輩に質問していました。
 自分の学びについて語る姿を見ると、私は生徒が学びの主語となっていると強く感じます。特に、それが顕著なのが質疑応答です。質問は、教育コースの下級生、日本福祉大学の教員、地元の小学校や中学校の校長、さらに来賓である半田市教育委員会の教育長や愛知県教育委員会高等学校教育課の指導主事から次々に出されます。一つ一つの質問に対してきちんと向き合い、自分の考えを述べる姿に生徒の成長を感じます。中には、質問者との対話を楽しんでいるかのように思える質疑応答もあります。そういった質疑応答では、生徒の主体性をみてとることができます。
 秋が深まり受験勉強が本格化する中で、生徒は卒業研究論文の原稿を作成します。自分の学びを自分で語り、記録として文章に残す。そこには、思考の整理・統合、そして体系化のプロセスがあります。これこそ、生徒が主語となる個別最適で協働的な学びの究極の型と言えるでしょう。
 ここまで御協力いただいた半田市教育委員会及び地域の学校の皆様、また、授業や研究活動で御指導いただいた日本福祉大学の皆様、大変お世話になりました。特に、開会式では日本福祉大学教育・心理学部長山本敏郎様から御挨拶を、そして閉会式では半田市教育委員会教育長鈴川慶光様から御高評をいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。
 この取組については、10月18日(火)の中日新聞で紹介がありました。

10月3日
29 第2回愛知県立高校進学フェア出展

 10月2日(日)、10:00から16:00まで、名古屋市の吹上ホールで開催された「第2回愛知県立高校進学フェア」に本校が出展し、ブース形式で学校紹介を行いました。各学校に割り当てられたスペースは2m×2mの限られたスペースで、長机をはさんで来場者と向かい合い、ノートパソコンのスライドを使って本校の説明をしました。
 名古屋での開催にもかかわらず、知多半島内だけでなく名古屋市内の中学校の生徒も本校のブースを訪れ、ご家庭の方とともに熱心に説明を聴いてくれました。
 本校の教育活動、特に教育コースの活動に興味・関心をもっていただいていることがよくわかりました。ご来場をありがとうございました。

9月27日
28 2年生教育コース「オーストラリア教育視察第1回事前説明会」

 9月27日(火)、17:00から本校で2年生教育コースの生徒と保護者向けに、「オーストラリア教育視察第1回事前説明会」を行いました。
 説明会では、まず、7月に校長が行った下見をもとに、訪問する学校、行程及びオーストラリアの状況についてスライドを使って説明しました。その後、パスポートやETAの取得についての簡単な案内を行いました。
 2年生教育コースの生徒は、授業の一環として、半田市の姉妹都市であるオーストラリアのポートマッコーリーにある学校を訪問し、海外の教育事情について学びます。平成30年度のコース開設以来、第1期生から第3期生までは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オーストラリア教育視察を実施することができませんでした。しかし、以前と比べ感染状況がやや落ち着きを見せているため、現時点では実施する計画を立てています。もちろん、今後の状況により中止することもあり得ます。
 私たちの訪問を快く引き受けてくださる学校は、Hastings Secondary College Westport Campusです。今後は、保護者及び生徒に参加についての意向調査を行い、現時点での実施の可否を決定します。

9月26日
27 体育祭

 9月22日(木)、東海市民体育館で、体育祭を行いました。
 本校では、昨年度から体育祭を知多半島内の市民体育館を借りて行っています。当日は雨天でしたが、天気に関係なく体育祭を行うことができました。
 各学年でクラスごとに黄、赤、青の団に所属し、学校全体を縦割りにして、団で勝敗を競いました。昨年度から導入した応援合戦は、観客席の生徒も参加した取組で、青団が勝ちました。また、団旗部門の審査では黄団が、総合部門では赤団がそれぞれ勝ちました。当日の様子は、PTAの委員会の方々で映像記録を作成し、今後、御家庭向けに配信していただく予定です。PTAの皆様、ご協力をありがとうございます。
 文化祭で培ったクラスの一体感が、体育祭で団の一体感へと高まりました。そして、部活動対抗リレーや教員リレーでは、学校全体の一体感を感じました。全校生徒が強い絆で結ばれた一日となりました。

9月20日
26 知多地区高等学校英語スピーチコンテスト優勝

 9月17日(土)、日本福祉大学東海キャンパスで、知多地区高等学校英語スピーチコンテストが行われました。
 本校からは、2年生のデル・モラル・マユミさんが参加し、”Challenges: Embrace or Give up”というタイトルで、素晴らしいスピーチを披露してくれました。幼いころの経験が自分の人生の目標を設定するきっかけとなったこと、そしてそこから学んだ事柄を聴衆へ強く語り掛け、見事、優勝を勝ち取りました。
 デル・モラル・マユミさんは、10月22日(土)に行われる、愛知県高等学校英語スピーチコンテストに知多地区代表として参加します。県大会での健闘を祈ります。

9月12日
25 文化祭(校内発表会)

 9月12日(月)、本校で文化祭を行いました。主な内容は、1年生と2年生のクラス展示及び部活動や有志の発表です。
 一日のみの開催でしたが、生徒は、この一日のために工夫を凝らして展示や発表の内容を考えてくれました。ゲーム感覚で環境問題について考えさせるクラスや、社会問題について扱うクラスもありました。教育コースの企画にも生徒がたくさん集まっていました。また、部活動では、本年度は茶華道部の呈茶が再開しました。私は、個人的には、1年3組のパズルが面白かったです。2回目のチャレンジで、全てのピースがはまったときは、本当に感動しました。
 わずか一日のみの開催でしたが、準備から当日の発表、そして後片付けを通して作業をすることで、クラスの一体感が強まったと思います。
 さて、本年度の学校祭は、9月22日(木)の体育祭を残すのみです。今は、昨年度から始まった応合戦の準備が大詰めです。放課後は、生徒用玄関で叩く大太鼓の音が本館1階の廊下に響き渡っています。22日の体育祭では、団の一体感に期待しましょう。

9月6日
24 3年生合唱大会
 9月6日(火)午後、半田市福祉文化会館(雁宿ホール)において、3年生の合唱大会を行いました。
 合唱大会は、毎年、文化祭の中で全てのクラスが参加して実施していました。本校伝統の「カモメダル」の行方を左右する大きな大会です。残念ながら、令和2年度と3年度の2年間は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止していました。
 本年度は、実施学年を3年生のみとし、感染防止を徹底した上で全員がマスクを着けて行いました。上級学年の合唱を鑑賞することなく、新たに自分たちでゼロから作り上げた合唱大会でしたが、どのクラスも一丸となって取り組んでくれました。
 結果は、次のとおりです。
  
  金賞 3年2組「あなたへ」

  銀賞 3年1組「正解」

 この他、3組の「青いベンチ」、4組の「COSMOS」、5組の「あなたに会えて」、そして6組の「3月9日」も素晴らしかったです。3年生の合唱に取り組む姿を、2年生や1年生にも見てもらいたかったです。
 合唱大会の後は、恒例、3年生の先生方によるミニ演劇です。今年は、「やればできる!」をテーマに、3年生の先生が全員で受験に向かう3年生に励ましのメッセージを贈りました。先生方の気持ちは間違いなく生徒に伝わったと思います。
 コロナ禍で3年ぶりに開催した合唱大会でしたが、終了後は、3年生全体に一体感が生まれたと感じました。

9月1日
23 2学期始業式
 9月1日(木)、2学期が始まりました。始業式の式辞では、2学期の学力の充実に向けて、読解力の養成について話しました。また、9月の学校祭や延期していた2年生の修学旅行等の学校行事をとおした成長に期待することを伝えました。式の後では次の部活動の表彰を行いました。

    陸上部
     令和4年度愛知県高等学校知多・尾張学年別陸上競技大会
      女子 1500m 第3位

    ソフトテニス部
     令和4年度全知多高等学校ソフトテニス選手権大会
      男子団体の部 準優勝

    バドミントン部
     令和4年度半田市夏季バドミントン大会
      男子1部 準優勝
      女子2部 優勝
      女子2部 第3位(2ペア)  

8月30日
22 知多地区県立高等学校合同進路説明会
 8月29日(月)の知多地区県立高等学校合同進路説明会で、午前は「ほしざきホール」で、午後は「東海市芸術劇場」で本校の学校紹介を行いました。
 私は、午前の部の「ほしざきホール」で学校紹介を行いました。説明会は、前半の30分間はスライドを使って説明を行い、その後の30分間は個別の質疑応答でした。1回目は9時30分、2回目は10時30分、そして3回目は11時30分に始まりましたが、合計で約100名の方がお越しになり、どの回も用意した座席がほぼ満席でした。
 学校紹介の主な内容は、学習指導や進学指導、教育コースの活動、そして、変わりつつある学校行事等です。私は、中学3年生のみなさんが熱心に話を聞く姿がとても印象に残りました。また、付き添いの保護者の中には本校の卒業生がいらっしゃり、懐かしそうに説明を聴いておられました。
 ご参加の皆様、本日は、半田東高校の説明会にお越しくださりありがとうございました。

8月22日
21 半田市子ども科学体験教室~教育コースと自然科学部がコラボで発表~
 8月20日(土)、半田市福祉文化会館(雁宿ホール)で開催された半田市子ども科学体験教室で、本校の自然科学部の生徒及び教育コース1年生の生徒が小学生へ理科の実験を紹介しました。
 本校の実験テーマは、「ミニ気球を作ってあそぼう」でした。まず、教育コースの生徒代表が熱気球の仕組みをクイズ形式で紹介しました。原理が分かったところで、実験に入ります。各自がゴミ袋に色付けして、カラフルな気球ができました。そして、袋の中の空気を温めて、ミニ気球を飛ばしました。
 本校は6回発表しましたが、毎回、多くの小学生が集まり、楽しそうに実験に取り組んでいました。教育コースの生徒と自然科学部の生徒は子どもたちに寄り添い、実験の支援をしました。本校の教育コースは、1年生が「地域」、2年生が「世界」、そして3年生が「未来」をキーワードにして多様な体験活動を行っています。今回の半田市子ども科学体験教室は、教育コース1年生のテーマにピッタリの内容でした。
 当日は、地元の企業や商工会議所等の団体が趣向を凝らした発表を行っていて、地元で活躍する本校卒業生もいました。
    

7月25日
20 オーストラリア教育視察下見
 7月25日(月)から29日(金)まで、半田市の姉妹都市であるオーストラリアのポート・マッコーリーへ行ってきました。
 本校では、教育コースの2年生が3学期にオーストラリア教育視察を行うことになっています。しかし、第1期生(令和2年度卒業)から第3期生(現3年生)まで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一度も実施することができていません。このため、本年度は3学期に実施することを想定して、感染予防を徹底して現地の下見に行ってきました。
 7月25日(月)夜、成田空港を出発し、翌日にケアンズとシドニーで乗り継ぎ、夕刻、ポート・マッコーリー空港へ到着しました。
 27日(水)に、お世話になる予定の Hastings Secondary College Westport Campus へ出向き、日本語担当のDale Hastings 先生や校長先生とお会いして、3月上旬の本校訪問を受けていただきました。また、ホストファミリーも引き受けてくださるとの回答をいただきました。実は、私たちは、Dale先生の日本語のクラスと今年の3月にオンラインで交流をしています。
 27日(水)の午後は、半田市長及び半田国際交流協会長の親書をもって、ポート・マッコーリーの市長を表敬訪問しました。また、市長室では、主に半田市との交流に深く関わっている姉妹都市委員会の代表の方々ともお会いして、市長さんを含めて本校の訪問時における協力をお願いしました。
 28日(木)午前に、ポート・マッコーリーを出発してシドニーへ向かい、シドニーで帰国前のPCR検査を受けました。そして、29日(金)早朝の便でシドーを出発し、ケアンズで乗り継ぎ、夜、成田空港へ到着しました。
 あわただしい中での下見でしたが、半田市と関係の深いポート・マッコーリーの方々の温かさ心の広さが強く印象に残りました。新型コロナウイルスが治まり、何とか「オーストラリア教育視察」が実施できることを望んでいます。

7月22日
19 文化祭芸術鑑賞会
 7月22日(金)に、半田市福祉文化会館(雁宿ホール)で芸術鑑賞会を行いました。本校では、古典芸能、音楽、演劇の順に毎年、文化祭の中に位置づけて芸術鑑賞会を実施しています。本年度は、「劇団うりんこ」による「クローゼットQ」を鑑賞しました。高校生や若い世代に向けて、生きることや働くことの意義を考えさせる内容でした。個人的に、私は、自分が知っている(あるいは、知っているつもりの)狭いところだけでなく、自分が知らない広いところで世界は動いているのだというメッセージが心に残りました。鑑賞後、生徒は、新たな世界へ踏み出す勇気を得たと思います。「劇団うりんこ」のみなさん、コロナ感染第7波が広がりつつある中での公演をありがとうございました。
 なお、本校では、昨年度から学校祭を分散開催して、1学期の終業式当日に芸術鑑賞会を雁宿ホールで実施しています。そして、9月には文化祭校内発表と体育祭を分けて実施しています。さらに、本年度は、第7波が広がる中で生徒の雁宿ホールにおける滞在時間を極力短くするため、終業式を簡素化し、式辞の内容は前日の全校集会で生徒へ伝えました。
 明日からの夏休みで、生徒は、文化祭の校内発表や体育祭の応援合戦の準備に取り組みます。学校祭での生徒の創意あふれる取組に期待します。

7月21日
18 全校集会

 7月21日(木)、放送で全校集会を行いました。集会では、次の部活動の表彰及び成績披露を行いました。また、集会では、翌日の終業式で読み上げる予定だった、1学期終業式の式辞を読みました。

    卓球部男子      
     令和4年度国民体育大会知多支部予選会 少年男子の部 優勝

    ソフトテニス部男子  
     第77回国民体育大会ソフトテニス競技少年の部愛知県選手選考会知多支部予選 
      第5位(2ペア)
    水泳部
     第76回愛知県高等学校総合体育大会知多支部予選会
      男子400m自由形 第3位
      4×100mフリーリレー6位

7月20日
17 「主体的・対話的で深い学び」を求めて
 7月20日(水)、国語科の教員が、2年生の「現代文」の授業でディベートにチャレンジしました。単元の目標は、「自分の考えを、根拠に基づいて論理的に組み立てて主張する」というものです。授業では、生徒が論理的に考え、状況の展開にあわせて即座に判断し、批判的な力を育むプロセスを大事にしていました。役割を与えられることで、生徒はより主体的に考えることができるようになります。また、ディベートをとおして、生徒は自分の考えを広げたり深めたりすることができます。本日の授業は、今後の授業のあり方の一つを示す、とても意欲的な取組でした。

16 「My Town 半田 阿久比」に本校の記事掲載

 7月20日(水)発行の「My Town 半田 阿久比」第349号で、教育コースの活動が掲載されました。タイトルは「半田東高校 市内の小学校で体験実習」で、内容は6月10日(金)に実施した半田市立亀崎小学校、有脇小学校、乙川東小学校及び横川小学校での教育コース3年生による体験実習に関するものです。さらに、記事では、本年度1年生から導入した新しい制服についても写真を付けて紹介していただきました。関係の皆様、紹介をありがとうございました。

6月10日
15 
職員研修会「AED講習」
 6月9日(木)に、職員会議の中で職員を対象としたAEDの使用講習会を行いました。保健厚生部の職員が中止となり、胸骨圧迫とAEDの使用方法について確認した後、練習用のAEDを使って実習を行いました。実習に取り組む職員の姿勢は、皆、真剣そのものでした。

6月9日
14 3年生「教育コース」半田市内小学校で一日体験実習
 6月10日(金)、3年生「教育コース」の生徒が、半田市内の4つの小学校で一日体験実習を行いました。
 実習に協力していただいたのは、半田市立亀崎小学校、有脇小学校、横川小学校、乙川東小学校です。この体験実習は、卒業レポートの作成に向けて、これまでの「教育コース」での学びを、実際の教育の現場における体験を基に整理・統合する目的で実施しています。
 各自が、実習の目当てを設定し、授業や給食指導、また休み時間の観察等を通して学びを深めました。英語の授業では、本校生徒が児童とペアになり活動していました。また、大放課では、本校生徒が児童と鬼ごっこをして運動場を走り回っていました。
 一日体験実習に協力していただいた小学校の校長先生、教頭先生、さらには、学級で指導していただいた学級担任の先生方、本日は大変お世話になりました。皆様のご協力で、生徒は貴重な体験をすることができ、進路実現に向けての意欲をさらに高めたと思います。
 実際の体験は何にも代えがたいものです。教職を目指す生徒が、本日の経験を基に、夢の実現に向けて新たな一歩を踏み出そうとしています。

6月6日
13 第2回全校集会
  6月6日(月)、放送による全校集会を行いました。集会では、教育実習生の自己紹介と表彰披露、続いていじめに関する生徒指導主事の講話を行いました。本年度の教育実習生は保健体育科と情報科の2名です。自己紹介では、各自、実習にかける思いを語ってくれました。また、生徒指導主事の講話では、いじめの定義を改めて確認し、いじめ防止を全校で取り組むことの意義についての話がありました。そして、次の部活動の表彰を行いました。

1 第76回愛知県高等学校総合体育大会知多支部予選会
    ソフトテニス部男子 団体戦 第2位
    
    バレーボール部男子 第3位

    陸上部  
      女子 100mH 第1位、4×400mR 第6位
      男子 400m 第6位、400mH 第6位

    サッカー部 第2位

2 第76回愛知県高等学校総合体育大会
    空手道  男子個人形 第3位<東海大会進出決定>

5月27日
11 祝 愛知県公立高等学校PTA連合会会長賞
  「令和3年度互いに学び、楽しくつながるPTA活動」
 5月27日(金)、ウインクあいちにおいて、令和4年度の愛知県公立高等学校PTA連合会総会が行われました。総会に続く指導者研修会で、連合会の事業である「令和3年度互いに学び、楽しくつながるPTA活動」の表彰が行われ、本校の取組「生徒と保護者の気持ちに寄り添う、伝え合う」が会長賞を受賞しました。
  令和3年度、本校の保健部会を中心とするPTAのみなさんで、生徒への寄り添いとして学校のロゴ入りマスクを製作し、メッセージを添えて生徒一人一人に配布していただきました。また、保護者への寄り添いとして、コロナ禍のためご家庭の方々の参観を控えていただいた学校祭「一心祭」の様子を動画撮影して、本校関係者限定で公開していいただきました。
  表彰式の後に、活動に関わった役員さんが本校の取組を全体の前で紹介されました。関係の皆様におかれましては、このたびの受賞、本当におめでとうございます。また、令和3年度は本校生徒へ温かいご支援をたまわり、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

5月20日
11 教育コース1年生「教育基礎」、2年生「教育探究Ⅰ」日本福祉大学で授業
 5月20日(金)、1年生及び2年生の教育コースの生徒が、日本福祉大学の半田キャンパスで講義を受けました。1年生は教育・心理学部長の山本敏郎教授から大学での教員免許の取得について、2年生は教育・心理学部の今井理恵准教授からインクルーシブ教育について、それぞれ講義がありました。
 山本先生の授業では、小学校の教員免許の取得方法を例に、大学の教職課程の授業内容や教員免許の種類等を教えていただきました。また、今井先生の授業では、インクルーシブ教育をとおした共生社会の実現についてお話があり、教育の場でのコミュニケーションの意義について考えさせられました。
 本校の教育コースは、「地域・世界・未来」の三つのキーコンセプトのもと、学校設定教科として1年生では「教育基礎」を、2年生では「教育探究Ⅰ」を実施しています。そして、教育コースは、平成30年1月19日に結ばれた「半田市教育委員会・愛知県立半田東高等学校・日本福祉大学の教育連携・交流協定」に基づいて教育活動を展開しています。今回の講義も日本福祉大学の協力によるものです。
山本先生、今井先生、本日は本校生徒のために貴重な時間をとってくださり、ありがとうございました。

5月19日
10 1年生・3年生遠足
 5月19日(木)、1年生が日間賀島へ、3年生が長島スパーランドへ遠足に出かけました。第1期考査、いわゆる1学期の中間考査が17日(火)に終了し、生徒はほっと一息ついたところです。特に、1年生にとっては、4月の後半から高校総体の地区予選があり、その後、1期考査と続き、学校生活に慣れるのがやっとだったと思います。当日は、校外活動には絶好の天気となりました。
なお、2年生は、この時期に沖縄への就学旅行を予定していたましたが、コロナ禍のため、10月に目的地を変えて実施する予定です。

5月7日
9 半田国際交流協会総会
 5月7日(土)午後、半田市の雁宿ホールで開催された半田国際交流協会の総会へ参加しました。本校は、かつて、半田市の姉妹都市であるオーストラリアのポート・マッコーリーを訪問する「オーストラリア体験旅行」を、平成30年度まで27年間行っていました。そのご縁で、本校は半田国際交流協会の団体会員となっています。
 平成30年度に教育コースを開設してからは、2年生教育コースの「オーストラリア教育視察」として交流活動を行う予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、これまで教育視察を行うことができていません。そんな中、2年前は、オーストラリアの森林火災やコアラの救出について、日本のメディアでも大きく取り上げられました。当時、私は、教育コースの生徒にCNNの報道記事を配付し、自然の脅威と環境保護について生徒と共に考えました。そして、ポート・マッコーリーの友人にも半田市や半田国際交流協会の取組を紹介し、海を隔てても課題を共有することができると伝えました。
 オーストラリアへの視察を楽しみにして本校へ入学する生徒もいると思います。一日も早いコロナの終息を願っています。
さて、総会の後は、記念講演「ウクライナ民族楽器バンドゥーラ奏者カテリーナさんの演奏とお話」と題して、コンサートと講演がありました。偶然、この講演の前にNHKのニュースでカテリーナさんの取組が紹介されていたのを見ていたため、とても興味深く講演を聴き、バンドゥーラの演奏を鑑賞することができました。

5月2日
8 PTA総会開催会
 5月2日(月)午後、3年ぶりのPTA総会を、本校体育館で開催しました。3年生のご家庭の方々にとっても対面での初めての開催です。
 総会前には授業を公開し、ご家庭の方々に自由に本校の授業を参観していただきました。また、約100名の方々から、本校の授業についての気づき、ご意見やご要望をアンケート調査でお答えいただきました。「先生の説明が分かりやすい」「小人数で丁寧に授業が行われている」「生徒の授業態度がとてもまじめである」といった気づきが多く寄せられました。また、「グループごとの話し合いが設定されていて、子供たち全員に参加意識がある」といった評価もいただきました。一方で、「一クラスの生徒の人数が多く、教室内に圧迫感がある」「生徒のリュックサックが床に置いてあるため、先生が教室内を歩きにくそうだ」といった気づきが寄せられました。さらに、「先生が一方的に話していて、子供の反応があまりない」といった意見もいただきました。本年度、本校は「あいちラーニング推進事業」の重点校として、ICTを活用した授業改善に関する研究の2年目を迎えます。いただいた御意見を参考に、引き続き授業改善に取り組んでまいります。
 総会後は、3年生の御家庭の方々を対象に、河合塾から講師をお招きして、近年の大学入試の状況の変化と親としての心構えについて講演をしていただきました。
コロナ禍でしたが、ご家庭の方々のご協力で、総会及び関連行事を終えることができました。どうもありがとうございました。

4月25日
7 全校集会
 4月25日(月)、放送により全校集会を行いました。本日は、全校集会にあわせて避難訓練を予定していましたが、集合場所のグラウンドが前日の雨により使用することができず、避難訓練を行うことができませんでした。このため、クラス単位での避難経路の確認と私からの防災に関する講話へ内容を変更しました。講話では、平成12年9月の東海集中豪雨に触れ、自然の恐ろしさと防災への備えの大切さを伝えました。
 その後、前記生徒会の認証式行い、続いて、高校総体地区予選の表彰状を披露しました。

本日披露した表彰状は次のとおりです。

〇バドミントン部
 第76回愛知県高等学校総合体育大会バドミントン競技名南・知多支部予選会
 男子 ダブルス 第3位
     学校対抗戦 第3位
〇柔道部
 第76回愛知県高等学校総合体育大会柔道競技知多支部予選会
 男子 60㎏級 優勝
     90㎏級 第3位
〇ソフトテニス部
 第76回愛知県高等学校総合体育大会ソフトテニス競技知多支部予選
 男子 個人の部 第5位(2組)

4月11日
6 自転車安全運転講習会
  4月11日(月)、1年生を対象に自転車安全運転講習会を行いました。これは、新入生が自転車の交通ルールや通行マナーを理解するとともに、安全な運転技術を身につけるようにするために、専門家を招いて行っているものです。
 当日は、半田市役所防災交通課、愛知県警半田警察署の担当の方から安全運転に関する講話をしていただきました。自転車に関する交通法規や安全運転のマナーについて、さらに令和3年4月1日に施行された「自転車の安全で適正な利用に関する条例」について解説していただきました。
 また、株式会社愛三工業の自転車競技部の方々に、自転車の正しい乗り方について実技指導をしていただきました。特に、自転車運転の3つの基本、まっすぐ走ること、曲がること、止まることについて、要点をおさえて話していただきました。
 半田市役所の担当の方からは、ヘルメット着用及び保険加入の意義についての話がありました。また、半田警察署の担当者からは、交通違反の罰則についての話がありました。
 毎年、4月は通学途上での自転車の事故が新入生で多くなっています。今回の講習会での学びをもとに、是非、安全な運転を心がけてほしいと思います。
 最後に、株式会社愛三工業自転車競技部は、地域貢献活動として本校講習会での実技指導に取り組んでおられます。株式会社愛三工業の自転車競技部の皆様はじめ、お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。

4月11日

5 面接週間開始

4月11日(月)から面接週間が始まりました。本校では、新入生だけでなくすべての生徒が、学習と部活動との両立、進路選択、コロナ禍での不安等について悩みや不安を共有する場として、担任との面接週間を年間2回設けています。今回の面接週間は、4月19日(火)までです。

新入生の場合、授業のスピードや日々の課題が中学校と異なり、驚きや不安を感じている人がいるかもしれません。また、上級生では、進路選択や今後の学力の伸びについて不安を持ち始める人がいます。本校では、面接週間だけでなく、日頃、担任や部活動の顧問とのコミュニケーションを大切にして、温かさと厳しさをもって生徒に寄り添うようにしています。

この3年間、本校が安定した進路実績を維持している背景には、入学直後から生徒に寄り添い、進路目標の実現に向けて一貫して生徒を励ます面接週間があります。

4月8日

4 1年生部活動紹介

4月8日(金)に、新入生への部活動紹介がありました。授業後、1年生が体育館へ集合し、上級生からガイダンスを受けました。それぞれの部活動が、体育館の半面やステージを使い、趣向を凝らしたパフォーマンスを行って、新入生を勧誘しました。パフォーマンスやミニコントを交え、各部活動が工夫して日頃の活動状況や目標を紹介していました。終了後は早速、多くの1年生が友人とともに興味ある部活動を見学していました。本日、11日(月)及び12日(火)の3日間の部活動見学期間を経て、1年生は13日(水)に登録を行います。運動部は、すぐにインターハイ予選が始まります。1年生のみなさんは、先輩のプレーを見て新たな目標を立ててください。

4月7日
3 1学期始業式

4月7日(木)、全校放送により1学期の始業式を行いました。

式辞では、この4月から始まった成年年齢の引き下げにともない、生徒のみなさんに心掛けてほしいことを話しました。そして、十代の若者がトラブルに巻き込まれやすいことを述べ、今後は主体的に社会とかかわる視点を持つことの意義について話しました。

始業式後は、オンラインで新1年生と在校生とによる対面式を行いました。

その後、主任の先生方から年度初めの諸注意がありました。本年度の目標として、教務主任からは主体的に課題に取り組み学習の質を高めること、進路指導主事からは視野を広くして最後まで目標を高くち続けること、生徒指導主事からは安全・安心な学校づくりと凡事徹底の意義ついての話がありました。

本年度は、学校生活の根幹となる学習そのものの質を高める一方で、当たり前のことを当たり前に取り組み、進路選択では自分自身の頂上を目指して最後まで頑張ることを目標として、令和4年度の学校生活が始まりました。

4月6日

2 入学式

4月6日()に入学式を行い、240名の新入生を迎えました。式辞では、

・高い目標を掲げ、自分の可能性に挑戦すること

・豊な人間性と社会性を身に付けるよう、自分を磨くこと

の2点について話しました。

そして、これら2点を達成させるため、「本校の教育活動を100%信頼し、学習、部活動及び学校行事の三つに全力で取り組んでほしい」と伝えました。第43回生との出会いに感謝し、今後の学校生活が実り多きものとなるよう願っています。

また、第43回生から導入した新しい制服についての私の願いも述べました。本年度からの18歳成年年齢の実施を踏まえ大人としての自覚をもたせるようスーツスタイルへ変更し、また、性差を感じることが少しでも減るようジェンダーレスなものにデザインを変更しました。

新たな期待を受け、第43回生が入学しました。地域の皆様におかれましては、これまでと変わらず本校生徒を見守ってくださるようお願いいたします。

4月1日

1 校長あいさつ

愛知県立半田東高等学校は、昭和55年に開校しました。これまで、校訓「一心不乱」のもと、生徒一人一人が気力と体力を充実させ、学力を向上させるとともに人間性と社会性の涵養に努めてきました。そして、本年度からは、次の「三つの方針(スクール・ポリシー)」をかかげ、教育活動を行ってまいります。

1 目指す生徒像(育成を目指す資質・能力に関する方針)

○ 仲間とともに学ぶことに意義を見出し、互いに高め合うことができる人

○ 確かな知識や技能を基に、生涯にわたって学び続ける姿勢をもつ人

○ 多様な価値観を尊重し、他者の存在を認め、進んで協力することができる人

○ 自ら課題を発見し、困難な状況でも自分で考えて主体的に行動することができる人

  ○ 自身の役割と責任を自覚し、誇りをもって社会へ貢献することができる人

2 本校における学び(教育課程の編成及び実施に関する方針)

○ 基礎的な知識や考え方の確実な習得を目指した学習活動の充実

○ 生徒同士の対話や教員との対話による深い学びの実現

○ 自ら問いを発見し、目標や課題を設定する主体的な学びの実現

○ 個々の生徒の学びに応じた丁寧な支援とICTの活用による多様な学びの実践

○ 地域社会や大学との連携による体験的かつ探究的な学びの充実

○ 人としてのあり方を大切にした道徳教育及び人権教育の重視

○ 豊かな人間性を育む部活動や学校行事の充実

3 入学を期待する生徒像(入学者の受入れに関する方針)

○ 好奇心が旺盛で学ぶことが楽しいと感じ、新たな学びを求める人

○ 自ら目標を定め、その実現に向けて真摯な態度で粘り強く努力することができる人

○ 自分の可能性に挑戦し、より高い目標を描くことができる人

○ 他者との関わりを大切にし、相手の意見や気持ちを考えて行動することができる人

○ 学校行事、部活動、生徒会活動や地域の活動などに積極的に取り組み、共通の目標の実現に向けて進んで協力することができる人

 特に、「1 目指す生徒像」の実現に向け、本校で育てたい力として探究する力、やり抜く力、共感する力、伝える力を重視します。本校で学ぶ生徒は、これらの力を身につけ、将来、社会で活躍してほしいと願っています。

 ところで、本校は、平成30年度に愛知県で初の教育コースを開設しました。このコースは、教員の進路希望を持つ生徒に対して、独自の授業や体験実習などをとおして、教師としての資質の育成を図るとともに学力の向上を目指すコースです。キーワードを「地域」、「世界」「未来」とし、「地域で学び、世界を見つめ、未来を考える生徒」を育てるためのカリキュラムを用意しています。カリキュラムの実施に当たっては、半田市教育委員会及び日本福祉大学と教育連携・交流協定を結び、特色ある活動を行っています。また、愛知教育大学や愛知県立大学との連携教育にも力を入れています。さらに、2年次の3月にはオーストラリアでの教育視察も行います(令和元年度、2年度及び3年度の教育視察は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止としました)。そして、3年間の学びの集大成として3年次の秋に卒業研究発表会を行っています。教育コースの活動の詳細は、本校のホームページで御確認ください。

 最後に、本校では令和4年度入学生から制服を変更しました。本年度からの18歳成年年齢の実施を踏まえ大人としての自覚をもたせるようスーツスタイルへ変更し、また、性差を感じることが少しでも減るようジェンダーレスなものにデザインを変更しました。

今後も、本校で活力ある生徒とともに日々過ごすことができるのを誇りに思い、教職員一丸となって教育活動を推進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

令和4年4月1日

愛知県立半田東高等学校

                                     校長  稲澤由以