40 新制服校内公開
1月31日(月)、令和4年度入学生が着用する新しい制服を校内で公開しました。作成に当たって重視したことは、なるべく性差を感じさせないようなものにしたことと、現制服の好評アイテムであるベストをそのまま継続させたことです。また、女子生徒の中には、現在のネクタイの色が気に入っているという声が多かったため、ネクタイとリボンではその点についても考慮しました。ボタンも本校オリジナルのものとなっています。今後、しばらく校内で展示して、生徒の感想を聞きたいと思います。
39 本校の授業紹介
1月24日(月)、本年度初任者として採用された世界史の先生が、校内で「世界史B」の授業を公開しました。
7回にわたる授業を貫くテーマは、モンゴル帝国崩壊後の東アジアにおける明朝の朝貢体制の確立と、16世紀の貿易の活発化による明朝の社会や文化への影響についてです。そして、キーワードは「豊かさ」です。毎回の授業で、生徒は授業の最後にその日の授業で最も大切だと思ったことを、簡単な文章にまとめています。すでに、3回分の授業のまとめが作成されていて、本日の授業は4回目でした。7回分のまとめをつなげると、14世紀から18世紀までのアジア諸地域の経済的と文化的発展についての概要が完成するようになっています。
授業では、教科書や資料集とは別に2つの文献を読み、1つの資料からは明代の文化的繁栄の背景が述べられている部分を抜き出し、もう一つの資料からは明代の社会問題についての言及箇所を読み取って、グループ内で共有しました。そして、国際貿易により国としての豊かになったことが農民の生活へどのような変化もたらしたかについて、意見を交わしました。
ここに、当時の明の社会の対称性があります。「豊かさ」というキーワードを設定することで、生徒は現代社会の「豊かさ」についても考える視点を得たようです。歴史から学ぶとは、まさにこのことだと思いました。
38 本校の授業紹介
1月21日(金)、本年度初任者として採用された英語の先生が、校内で「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業を公開しました。
生徒はすでに教科書で、安藤百福がカップラーメンを発明した経緯や、カップラーメンの特徴について学んでいます。この単元の締めくくりとして、今回の授業では、写真を用いて自分の好きな料理について分かりやすく他者へ伝えることを主な目標としました。また、発表に当たってはICTを活用することで、視覚的にも分かりやすさを追求しました。
生徒はあらかじめ自宅で、自分の好きな料理の写真を「ロイロノート・スクール」に登録するとともに、発表の骨子を考えました。授業ではその写真をグループで共有しながら、おにぎり、寿司、エビフライ、スンドゥブなど、各自が独自の視点で紹介していました。素晴らしかったのは、単なる料理の紹介にとどまることなく、その料理についての思い出まで語っている生徒が多かった点です。個人的なエピソードは、つい聴き入ってしまいます。終始、笑いがあふれる展開がとても印象的な授業でした。
37 3学期始業式
年が明けて、1月7日(金)、校内放送で3学期の始業式を行いました。
式辞では、ウォルト・ディズニーが唱えた夢をかなえるCで始まる4つの英単語を紹介しました。実は、この話は、現3年生が入学した年度の1学期の始業式で触れた内容です。今回は、2018年にノーベル賞を受賞された本庶佑氏が付け加えたCで始まる2つの単語を加え、2022年、生徒のみなさんの指針となるよう6つのキーワードを紹介しました。
好奇心、自信、勇気、継続、挑戦、そして集中力。これらの言葉にそれぞれ自分の思いを込めて学校生活に取り組み、各自が夢を叶える2022年であってほしいと思います。
始業式の前には、次の表彰伝達を行いました。
○バドミントン部
令和3年度知多名南バドミントン選手権大会
女子Ⅰ部第4位、男子Ⅱ部優勝
36 半田市キャリアDay
12月25日(土)、半田市福祉文化会館大ホールで、「半田市キャリアDay」が開催されました。
この取組みは、半田市内の県立高等学校5校が合同で主催し、半田市教育委員会からは後援をいただいています。当日は、半田市内の中学2年生、保護者及び中学校の先生方にお越しいただき、各高等学校の生徒が25分の持ち時間の中でスライドや動画を活用して学校の紹介をしました。
本校は、本年度前期生徒会長と後期生徒会長が、学校紹介ビデオを使って日頃の学校生活を紹介しました。生徒が伝えた内容は、大きく「⒈ 半田東高校ってどんな学校?」「⒉ 新しい東校始まる」の2点です。1点目では、多くの生徒が学力を伸ばして進路希望を叶えていること、教育コースがあること、そして、楽しい学校行事があることを紹介しました。2点目では、主に令和4年度入学生から導入する新しい制服を紹介しました。
なお、当日見ていただいた本校の学校生活についての動画は、本校ホームページのトップページでご覧いただけます。また、新制服のプロモーションビデオも本校ホームページのトップページにボタンがありますので、そこからご覧ください。
半田市内中学2年生のみなさん、そして保護者や中学校の先生方、本日は本校のプレゼンテーションをご覧いただき、ありがとうございました。
35 2学期終業式
12月23日(木)、校内放送で2学期終業式を行いました。
式辞では、この秋に行われた高等学校英語スピーチコンテスト知多地区予選会、愛知県大会、そして東海北陸ブロック大会での高校生の発表を見て感じたことを、経済産業省が発表した「社会人基礎力」と関連付けて話しました。「社会人基礎力」の中には12の力が定義されていますが、特に、近年、「課題発見力」という言葉をいろんな場面で耳にするようになっています。「課題発見力」「計画力」「創造力」から成る「考え抜く力」は、学校での探究活動を支える力でもあります。2022年に向けては、各自がこういった力をさらに伸ばしてほしいと伝え、最後に受験本番を迎える3年生に応援メッセージを贈って締めくくりました。
式に先立ち、次の表彰伝達を行いました。
○バドミントン部
第43回全知多バドミントン大会
高校女子団体の部 第3位
〇バレーボール部
令和3年度知多支部高等学校バレーボール選手権大会
男子の部 準優勝
男子 ベスト7選手 2名
34 学校保健委員会
12月21日(火)、生徒保健委員会とPTA保健部会の合同による学校保健員会を行いました。まず、養護教諭から定期健康診断の結果、保健室利用状況、日本スポーツ振興センター利用状況、環境衛生検査結果、そして本年度の保健室の取組についての報告がありました。定期健康診断の結果及び保健室の利用状況からは、コロナ禍でのこの2年間特有の傾向が浮かび上がってきました。また、毎月発行している「ほけんだより」にも、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けてさらなる意識喚起を図る記事が目立ちました。
生徒保健員会からは、2年生が「がん教育について」と「生活習慣アンケートについて」、1年生が「感染症対策『手洗い』について~実験を通して~」と題する発表がありました。いずれの発表もデータに基づく説得力のある内容でした。
最後にPTA保健部会から、「健康に暮らせる我が家の秘訣大公開~『ストレス解消法・リラックス法』~」と題して、御家庭での取組の紹介がありました。
その後、質疑応答を経て、学校医から御指導及び御助言をいただきました。生徒保健員会のみなさん、そしてPTA保健部会の皆様、発表に向けての準備をありがとうございました。生徒のみなさんの健康に対する意識の高さに驚きました。今後の継続的そして発展的な研究活動に期待します。
33 全校集会、表彰伝達
12月6日(月)、校内放送で全校集会を行いました。教頭先生の人権講話に続き、次の部活動の表彰伝達を行いました。
○バドミントン部
半田市夏季バドミントン大会
男子2部 準優勝
第43回全知多バドミントン大会
高校男子団体の部 優勝
女子ダブルス3部 優勝
〇柔道部
愛知県高等学校新人体育大会知多支部予選会
男子81㎏級 優勝
男子60㎏級 2位
男子団体 3位
32 2年生修学旅行へ出発
11月8日(月)、2年生が2泊3日の修学旅行へ出かけました。当初の計画では、目的地を沖縄県としていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として目的地を関西方面へ変更しました。また、実施時期も5月の予定だったのを11月へ変更しました。
前年度の3月には、5月の実施を想定して保護者向け説明会を行いました。さらに、実施日及び目的地の変更については、御家庭への意向調査も行いました。変更を重ねた修学旅行でしたが、なんとか実施することができました。ここまで、御家庭の方々には不安や心配があったと思います。改めて御理解と御協力に感謝します。そして、何よりも、実施に向けてキャンセルや変手続きに即座に応じていただいた旅行取扱会社、宿泊先会場の皆様へお礼を申し上げます。
本日、生徒はバスで半田から神戸へ向かいました。生徒だけでなく、関係する方々すべての思いの詰まった修学旅行です。それだけに生徒にとっては思い出深い修学旅行となることでしょう。
31 愛知教育大学合格者発表、教育コース3年生が「総合型選抜」で合格
11月1日(月)、愛知教育大学総合型選抜の合格者発表があり、本校教育コースの生徒が見事、合格を決めました。今回、本校生徒が出願した専攻、専修の総合型選抜における募集人員は1名です。
愛知教育大学の総合型選抜への出願では、A4判2ページの「志望理由及び学びの計画」とA4判3ページの「学びの履歴」の提出が求められます。今回合格した生徒は、「これまで3年間の本校教育コースでの特色ある活動と学びを踏まえ、自身の将来設計に結びつけて出願書類を作成することができた」と語ってくれました。愛知教育大学では、2つの書類を基にした第1次選考の後に、第2次選考として大学が実施する「高大連携講座」の受講、課題への取組、そしてその課題に関する試験があります。
本校の教育コースは平成30年度に開設し、来春は2期生が卒業します。第1期生は、総合型選抜を含め一般選抜でも愛知教育大学に合格しました。第2期生も合格を勝ち取り、明日の教員を目指して頑張っています。
30 衆議院議員選挙、本校生徒約30名が半田市の選挙事務従事者として活動
10月31日(日)、衆議院議員総選挙が行われました。当日は、半田市の選挙事務従事者として、28名の本校生徒が市内19か所の投票場所において受付業務を担当しました。各自、実際の選挙事務を手伝うことで、選挙への関心を高め、今後の投票行動につなげてほしいと思います。また、今回の選挙事務従事が、地域社会との関わりについて考えるきっかけとなればよいと思っています。
生徒は、総選挙にあわせて最高裁判所裁判官国民審査が行われていることも学びました。学校での学びが、実社会でどのように行われているかについて知る貴重な機会となったと思います。
私は半田市内に住んでいます。当日は、投票所で本校生徒が立派に選挙事務を行っている姿を見て、とても頼もしく思いました。
29 全校集会、後期生徒会始動
10月18日(月)、校内放送で全校集会を行いました。主な内容は、後期生徒会の認証式と表彰伝達です。
本年度後期生徒会長には、3名が立候補して、9月27日(月)に立合演説会と会長選挙を行いました。後日、後期生徒会執行部の選出会議を行い、本日の認証式を迎えました。後期生徒会のみなさんには、前期生徒会が全校生徒から募って決めた本校のマスコットキャラクターのデザイン化に、引き続き取り組んでほしいと思います。
認証式に続いて以下の部活動の表彰伝達を行いました。
○陸上部
愛知県高等学校新人体育大会 知多支部予選会
男子400m 第1位
男子5000m 第3位
女子走幅跳 第3位
男子1500m 第4位
女子400mH 第4位
男子800m 第5位
女子100mH 第5位
女子3000m 第6位
女子4✕100mR 第6位
○バドミントン部
令和3年度半田市夏季バドミントン大会
男子1部 優勝
男子2部 優勝、準優勝、第3位
令和3年度愛知県高等学校新人体育大会 知多支部予選会
男子学校対抗戦 第4位
○ソフトテニス部
令和3年度愛知県高等学校新人体育大会 知多支部予選会
男子個人の部 第5位(2ペア)
男子団体戦 第2位
女子個人の部 第5位
○ テニス部
令和3年度愛知県高等学校新人体育大会 知多支部予選会
男子団体 第3位
〇男子バレーボール部
令和3年度全日本バレーボール高等学校選手権大会知多支部予選会 第3位
夏から秋にかけて、多くの部活動の活躍がありました。今後の飛躍に期待します。
28 スタディサプリENGLSIH「Eフェスタ」最終結果判明、本校生徒大健闘!
「中高生英会話コース(高校生の部)」2年生全国3位!!、1年生全国10位!!
本校の1年生と2年生は、オンライン教材である「スタディサプリENGLSIH」 の「中高生英会話コース」を英語学習の補助として導入しています。9月1日から30日までは「Eフェスタ」の期間となっており、Eフェスタ参加校が学年単位でレッスンのクリア状況を競い合っています。
先日、最終集計結果が発表されました。2年生は28.39「Eね!」で全国3位に、1年生は22.44「Eね!」で全国10位になりました。中間集計では、2年生が全国1位まで順位を伸ばしていましたが、最後は抜かれてしまいました。10位以内に二つの学年の名前がある学校は、本校と宮城県の学校のみです。
「目指せ! 30Eね!!」が目標でしたが、今回のチャレンジでは到達することはできませんでした。それでも、本校生徒は本当によく学習したと思います。これを機に、英語学習にさらに意欲的に取り組んでもらえるとうれしいです。
本校生徒の健闘をたたえ、株式会社リクルートマーケティングパートナーズより、2年生と1年生へそれぞれクリスタルの盾をいただきました。
27 教育コース3年生、教育研究発表会
10月2日(金)、3年生「教育コース」の生徒が日本福祉大学半田キャンパスで卒業研究発表会を行いました。
「社会が大きく変わっているのに、学校では変化が感じられないのはなぜか?」これは、ある生徒がテーマ設定の理由として述べたものです。本校教育コースの探究活動では、自ら問いを発することを大切にしています。本年度も、各自が問いを発見し、その次に課題を設定して、日本福祉大学の先生方の御指導をいただきながら、研究活動を進めてきました。
生徒が選んだテーマは、「宿題の必要性」「私たちの自己表現」「現代社会のニーズと学校教育のギャップ」「小規模教育の課題」「食育の必要性」「ICTとコミュニケーション」「自己肯定感について」等、多岐にわたっています。
生徒は、研究概要を報告し、質疑応答を行った後、助言者の日本福祉大学の先生からコメントをいただきました。また、当日は、1年生及び2年生の「教育コース」の生徒も参観し、積極的に先輩に質問する姿が目立ちました。
「教育コース」2期生である3年生は、1年次には教師に必要な豊かな人間性と社会性を養うための学校設定科目「教育基礎」を、2年次には多様な学びの形を知るための学校設定科目「教育探究Ⅰ」を、3年次には教職への意欲をさらに高めるための学校設定科目「教育探究Ⅱ」「教育表現」「教育英語」及び「教育数学」を学んできました。今回の卒業研究発表会は、そのしめくくりとなるものです。
ここまで御協力いただいた半田市教育委員会及び地域の学校の皆様、また、授業や研究活動で御指導いただいた日本福祉大学の皆様、大変お世話になりました。特に、開会式では日本福祉大学教育・心理学部長山本敏郎様と副学長福田秀志様から御挨拶を、そして閉会式では半田市教育委員会教育長鈴川慶光様から御高評をいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。
この取組については、10月2日(土)の中日新聞知多版で紹介がありました。
26 スタディサプリENGLSIH「Eフェスタ」中間集計、本校2年生全国2位!
本校の1年生と2年生は、オンライン教材である「スタディサプリENGLSIH」 の「中高生英会話コース」を英語学習の補助として導入しています。9月1日から30日までは「Eフェスタ」の期間となっており、Eフェスタ参加校の中でレッスンのクリア状況を競い合っています。
本校は、9月1日から12日までの集計で、2年生が全国5位になりました。前回の集計では16位でしたから大躍進です。そして、9月19日までの集計では、2年生が16.87「Eね!」で全国2位に、1年生が10.97「Eね!」全国15位になりました。今月30日の最終集計結果が楽しみです。
25 体育祭、そして「一心祭」を終えて
9月22日(水)、学校祭「一心祭」の体育祭を行いました。本年度、3日間の一心祭は、熱中症対策と新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を行うとともに、生徒及び職員が行事にかけるエネルギーを分散化させるために、開催日を分散させて行いました。
まずは、芸術鑑賞会です。7月13日(火)に、半田市福祉文化会館で、名古屋ヴィルトゥオーゼンの演奏によるクラッシック音楽を鑑賞しました。感染症拡大防止対策として、合唱大会は中止しました。
9月13日(月)は、各クラスを午前グループと午後グループに分けて、入れ替え制での文化祭校内発表会を行いました。職員による審査員と全校生徒の投票の結果、クラス発表の1位は2年4組に、2位は1年6組に決定しました。
9月22日(水)は、体育祭を行いました。本年度の大きな変更点は、開校以来実施していた「大江戸吹雪」を中止し、生徒の企画による応援合戦を導入したことです。さらに、縦割り3ブロックによるブロック対抗としました。また、雨天でも開催することができるよう公共の体育館で実施しました。
優勝した赤ブロック「レッドブルズ」のテーマは紅我闘魂でした。赤ブロックの1年2・5組、2年3・4組、3年1・5組のみなさん、ブロック制第1回目の優勝おめでとうございます。惜しくも優勝を逃した黄ブロック「ライジング」のテーマは電光電轟で、青ブロック「オーシャンズ」のテーマは驍勇無双でした。どのブロックも、3年生のブロック長と2年生の応援団長の下で、創造力と独自性を十分に発揮した応援を繰り広げてくれました。また、各ブロックの有志により、夏休み中に応援旗を作成し、会場に彩りを添えてくれました。競技自体は「オーシャンズ」が優勢で、応援旗の審査は「ライジング」が1位となり、総合優勝の決定は最後まで分からない展開となりました。
本年度の体育祭は、感染症拡大防止対策として、参加者全員の当日の検温記録を施設へ提供し、観戦中だけでなく競技中も全ての者がマスクを着用しました。また、昼食時は観客席が「密」にならないよう時間を区切ってブロックの入れ替えを行い、黙食を徹底しました。
昨年度は体育祭を中止しました。そこで、本年度は「緊急事態宣言」下でしたが、学校行事を少しでも前へ進めるため、つまり、2年生と3年生が2回も体育祭を経験しないということを避けるため、実施に踏み切りました。実施して、最もうれしかったことは、競技開始から最後の競技まで応援の拍手が鳴りやまなかったことです。また、応援合戦では、応援団員だけでなく観客席の生徒も参加することで、ブロックの強い一体感がとても印象に残りました。
なお、当日の模様は、PTAの委員さんで結成された撮影隊に撮影をしていただきました。PTAでは、9月13日(月)に行われた文化祭校内発表会と合わせて、本校の保護者の皆様へ限定配信を計画しておられます。
最後に、半田東高校を目指す中学生のみなさんへ、半田東高校は大きく変わりつつあります。令和4年度の新入生から制服が変わります。令和4年度から修学旅行の目的地を沖縄県へ変更し、体験学習型の内容に改めました。さらに、前期生徒会執行部の呼びかけで、マスコットキャラクターづくりが始まりました。そして、本年度から体育祭も大きく変わりました。「文化祭のクラス企画でみんなと協力したい」「体育祭でブロック長や応援団長を務めてみたい」「リーダーは不向きだが、みんなと一緒に応援旗を描いてみたい」と思うみなさん、半田東高校で新たな特色づくりに参加しませんか?
24 文化祭
9月13日(月)、学校祭「一心祭」の文化祭校内発表会を行いました。本年度は「三密」を避けるため、各クラスの生徒を午前グループと午後グループとに分け、発表時間はそれぞれ2時間で実施しました。体験型の発表や展示型の発表など、どのクラスの発表も工夫を凝らしたものばかりでした。
本年度は、新型コロナウイルス感染症やSDGsを題材にしたものが目立ちました。中でも、新型コロナウイルスと向き合う高校生の日常を捉えた1年1組の映像作品は、大変印象に残る内容でした。また、SDGsを扱った1年4組の発表も、考えさせられる内容でした。
部活動は、演劇部、吹奏楽部、家庭科部、茶華道部、美術部、自然科学部、囲碁部が発表を行いました。自然科学部の被災展は、近年特有の自然災害に関するもので、私たちの防災についての意識喚起を促す内容でした。
当日は、PTAの委員さんで結成された撮影隊に、文化祭の模様を撮影していただきました。PTAでは、9月22日(水)に行われる体育祭と合わせて、本校の保護者の皆様へ限定配信を計画しておられます。
23 2学期始業式
8月30日(火)、2学期の始業式を行いました。今回も、熱中症対策及び新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、全校生徒が体育館に集まることを避け、校内放送を活用して行いました。開式前には部活動の賞状を披露しました。
○吹奏楽部
2021年度愛知県吹奏楽コンクール高校知多地区大会 銀賞
○男子ソフトテニス部
令和3年度全知多高等学校ソフトテニス選手権大会(団体の部) 第3位
○水泳部
令和3年度知多地区高等学校水泳競技大会
1年生の部 男子 50mバタフライ 第2位
2年生の部 男子 50m背泳ぎ 第3位
100m背泳ぎ 第3位
100m自由形 第3位
200m自由形 第3位(県大会出場)
式辞では、オリンピックから私が学んだことと、それに関連して夏の高校野球愛知県大会での本校の躍進を紹介しました。オリンピックと本校野球部の取組の共通点は、「本気」と「ひたむきさ」です。この二つは、本校生徒が長い間大事にしてきた本校のDNAとも言えるものです。この2学期は、生徒の「本気」そして「ひたむき」に期待すると呼びかけました。
22 頑張れ、教職を目指す本校卒業生!
先日、本校卒業生が、愛知県公立学校教員採用試験1次試験の合格を報告しに、本校へ来てくれました。彼は数年前に本校卒業し、今は県立学校で講師を続けながら、正規採用を目指して採用試験にチャレンジしています。彼が教員を志したきっかけは、本校在学中、体育の授業でバスケットボールのスキルが向上したとき、先生が自分のことのように喜んでくれたこと、また、3年間担任をしてくれた先生が日々、個々の生徒の良さを引き出してくれていたことの2点だそうです。そして、自分もそのような教員を目指していると言っていました。
コロナ禍において授業のオンライン化や教育のICT化が叫ばれていますが、彼が語ってくれたのは、まさしく「人と人とのふれあい」を大切にする学校教育の原点です。彼の在学時、本校には「教育コース」はありませんでした。しかし、そのDNAは開校以来、確実に本校に受け継がれています。
私は、平成10年度から17年度まで、英語の教員として本校に勤めていました。私が関わった生徒だけでも10人以上が教員になっています。特に、小中学校の教員が多いです。本校に「教育コース」が設置されたのも、多くの教員を輩出している本校の特色が評価されたからかもしれません。
私の前で夢を語ってくれた本校の卒業生へ、立派な教員となることができるよう、まずは採用試験を突破するよう頑張ってください。また、彼の他にも、教職を目指している本校の卒業生がたくさんいると思います。みなさんへもエールを送ります。
21 第1回学校評議員会
8月4日(水)、第1回学校評議員会を行いました。まず、私から学校経営方針を説明し、今後本校が変わろうとしている点と開校以来の出来事として大きく変わった点を伝えました。
今後、本校が変わろうとしている点は、
① 令和4年度からの新しい制服の導入
② 令和4年度から修学旅行の目的地及び活動内容の変更
③ 本年度からの体育祭の開催方法と競技のあり方の変更
④ 令和3及び4年度愛知県教育委員会指定「あいちラーニング推進事業」重点校として の、ICTを活用した授業改善等です。特に、①、②及び③については、「生徒の自主性を育み、より強い一体感を目指して半田東高校は変わります」と、変革の趣旨を説明しました。
また、本年度大きく変わった点が、
① 今春卒業生の現役での京都大学合格
② 野球部、第103回全国高等学校野球園主県大会、愛知県ベスト16進出です。いずれも、42年の歴史を迎える本校で、開校以来初めてのことです。
私からの説明後は、GIGAスクール構想と本校の教育活動におけるICTの活用、今秋実施の自転車利用時のヘルメット着用の努力義務化、多様な社会生活を支える取組と弱者への寄り添い、オーストラリアのポート・マッコーリーと交流活動のオンライン化、部活動のあり方等について質問があり、意見交換を行いました。
校長室での会合後は、評議員の方々に、体育館で行われている学校見学会を参観していただきました。生徒会が進行を担当しているのを見ていただき、「生徒会の生徒が頼もしい」「自主的な取組を大事にしていますね」といった感想をいただきました。新しい制服の紹介場面では、モデルとなって中学生の前を歩く生徒会執行部の生徒へ評議員から大きな拍手をいただきました。
20 半田東高校見学会
8月4日(水)、本校の体育館で第1回学校見学会を行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策及び熱中症予防のため、本年度は半田市内中学校と半田市以外の中学校とに分けて、午前中に2回実施しました。
説明は、本校生徒会執行部の生徒が担当し、本校の特色と概要を伝えた後、「半田東高校魅力クイズ」を行ってクイズ形式で本校の魅力を中学生へ伝えました。そして、生徒会が作成した部活動紹介ビデオを上映し、次年度から導入する新しい制服を生徒会執行部の生徒がモデルとなりファッションショー形式で行いました。また、説明後は、「教育コース」に興味・関心をもつ中学生を対象に、本校の特色ある教育活動を紹介しました。
真夏の暑さの中、多くの中学生のみなさんに参加してもらい、本当にありがとうございました。例年、本校の学校見学会は前期生徒会執行部が内容や説明方法を考えています。暑い体育館の中で少しでも楽しんで説明を聴いてもらえるよう、本年度はクイズを行ったりビデオを流したりして、工夫を凝らした見学会を企画してくれたと思います。本校の魅力と特色ある活動に少しでも多くの中学生が興味・関心を抱いてくれたらうれしいです。
第2回の半田東高校見学会は、10月30日(土)に実施する予定です。
19 高校野球愛知大会、初のベスト16
7月25日(日)、本校野球部がCブロックの代表の座をかけて、パロマ瑞穂球場で大同大大同高等学校と対戦しました。2回裏に本校が1点を先制したものの、3回表に8点を入れられました。その後、6回裏に1点を追加しましたが、8対2で試合が終わりました。
7月26日(月)は、中日新聞と朝日新聞で本校のここまでの健闘を記事にしていただきました。特に、朝日新聞では、「初の16強 半田東敗れる」「負けん気全開 笑顔で」「諦めないプレー最後まで」と大きな見出しと写真で紹介がありました。また、中日新聞では、前回の「校長通信」で触れた本校の3塁コーチについての記事が載っていました。各自が持ち味を発揮して、役割を全うする。それが「チーム半田東」の魅力です。
試合後は、選手と保護者が集まり、この試合を最後に引退する3年生一人一人から下級生へのメッセージと保護者への感謝の言葉がありました。
7月10日(土)に始まった本校野球部の夏の大会は、16日目で終止符を打ちました。この間、ドラマのような逆転がありました。ファインプレーやホームランがありました。そして、本校生徒や保護者だけでなく、卒業生や地域にお住まいの方々など、本当に多くの方々が応援に来られました。私は平成10年度から17年度まで本校に勤めていましたが、その間の卒業生とも再会することができました。卒業生の保護者からも応援のメッセージをいただきました。野球部の健闘で、地域との絆や応援していただけることのありがたさを実感することができました。皆様、半田東高校への応援をありがとうございました。
18 高校野球愛知大会、Cブロックシード校に競り勝ち4回戦突破
7月22日(木)、本校野球部が刈谷球場でCブロックシード校の東浦高等学校と対戦しました。0対0で迎えた10回表、東浦高校が1点を先取しました。しかし、その裏、2死からドラマが待っていました。本校は、内野安打と四球で満塁とし、さらに内野安打で1点を取って追いつきました。そして、続くバッターはフルカウントからの四球、最後は押し出しで本校のサヨナラ勝ちとなりました。
試合は、9回まで両校にチャンスがありましたが、双方の守備陣が本当によく守り抜きました。「1点も許すまい」とボールを追う姿は見事で、ファインプレーもあり、回を追うごとに緊迫感が増しました。
3塁側スタンドでは、ベンチ入りできなかった部員が懸命に応援していました。そして、女子マネージャーは手にマメを作りながら、太鼓をたたき続けていました。また、本校生徒や保護者、卒業生がたくさん応援に駆けつけてくれました。みんさん、炎天下での応援をありがとうございました。
最後に一言、本日の勝利の立役者は、3塁コーチです。どんな苦しい場面でも、前向きにそして真剣に選手を鼓舞し続けていました。その声はスタンドにも届き、回を追うにつれ選手と3塁側スタンドが一体感で包まれました。プレーすることはありませんでしたが、あなたの存在は間違いなく皆の記憶に残ったと思います。応援の力を実感させてくれました。ありがとう。
ベスト16に残った県立高校は、明和高校、大府高校、西尾高校と本校の4校だけです。次の試合は、7月25日(日)午前9時、パロマ瑞穂球場で県ベスト8をかけて戦います。
17 高校野球愛知大会、Cブロック3回戦突破
7月21日(水)、本校野球部が刈谷球場で名古屋高等学校と対戦しました。1回表に1点を先制されましたが、4回以後は本校のペースで試合を進め、4回裏に1点、5回裏に1点、6回裏に2点と着実に得点を積み重ねました。1対4で迎えた9回表に、本校最大のピンチが訪れました。満塁となった名古屋高校へ流れが傾きかけましたが、失点を2点にとどめ3対4で勝利を収めました。試合後は、本校選手が取材に応じていました。これで、本校は県内ベスト32となりました。現時点で勝ち残っている知多半島内の高校は、大府高校、東浦高校、日本福祉大学付属高校、そして本校の4校です。
本日も保護者をはじめ多くの方々に応援をしていただき、ありがとうございました。9回表は手に汗を握る展開でしたが、皆様の応援で本校生徒は十分に力を発揮したと思います。次の試合は、7月22日(木)午前11時30分、刈谷球場でCブロックシード校の東浦高等学校と対戦します。
16 1学期終業式
7月20日(火)、1学期の終業式を行いました。今回も、熱中症対策及び新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、全校生徒が体育館に集まることを避け、校内放送を活用して行いました。開式前には部活動の賞状を披露しました。
○男子バレーボール部
令和3年度愛知県高等学校バレーボール選手権大会知多支部予選会
第3位
○男子ソフトテニス部
第76回国民体育大会ソフトテニス競技少年の部愛知県選手選考会知多支部予選
第3位、第5位(2ペア)
○女子ソフトテニス部
第76回国民体育大会ソフトテニス競技少年の部愛知県選手選考会知多支部予選
第3位
○水泳部
第75回愛知県高等学校総合体育大会知多支部予選会
女子 800m自由形 優勝
400m自由形 第3位
男子 400m自由形 優勝
200m自由形 第2位
式辞では、私が以前に講演を聞いて印象に残った「レモンさん」という方の考えを紹介し、9月の学校祭に向けて「チーム半田東」の絆づくりを目標に、「We are シンセキ!」の合言葉で学校祭を成功させるよう呼びかけました。
15 芸術鑑賞会
7月13日(火)、半田福祉文化会館(雁宿ホール)で、芸術鑑賞会を行いました。例年、この行事は9月の学校祭期間中に実施していますが、行事の見直しにより、本年度は7月に実施しました。本校伝統の合唱大会は実施することができませんでしたが、当日は、名古屋フィルハーモニー交響楽団の奏者を中心に結成された名古屋ヴィルトゥオーゼンの方々により本校向けのコンサートを行っていただきました。曲目は以下のとおりです。
シュランメル 行進曲「ウィーンはウィーン」
ブラームス ハンガリー舞曲第5番
モーツァルト アイネクライネナハトムジークより第1楽章
ビゼー アルルの女よりメヌエット
ヨハン・シュトラウスⅡ ポルカ「雷鳴と稲妻」
ヨハン・シュトラウスⅡ トリッチ・トラッチ・ポルカ
レハール 喜歌劇「メリーウィドウ」よりヴィリアの歌
アンダーソン シンコペーテッドクロック
アンダーソン 踊る子猫
ディズニー シンデレラより 夢はひそかに
ヨハン・シュトラウスⅡ ワルツ「春の声」
アンコール曲 ヨハン・シュトラウスⅠ 「ラデツキー行進曲」
当日は、オペラ歌手の二宮咲子さんもお越しいただき、素晴らしい歌声を披露していただきました。名古屋ヴィルトゥオーゼンの皆様、そして歌手の二宮咲子様、本日は本校のために素敵なコンサートを行ってくださり、ありがとうございました。
14 第103回全国高等学校野球選手権大会 愛知大会始まる
7月10日(土)、本校野球部が刈谷球場で江南高等学校と対戦しました。本校は、1回裏に7点を挙げ、その後、3回にはホームランで3点を加え、4回にも1点得点して11対1で5回コールド勝ちを収めました。試合開始直後から本校野球部の生徒は本当によく頑張り、第1戦は見事な成績で勝利を収めました。
13 2年生「教育コース」、半田市立成岩中学校で本校の魅力紹介
7月8日(木)、2年生「教育コース」の生徒が、半田市立成岩中学校で行われた高校の説明会でプレゼンを行い、本校の魅力を紹介しました。
本校「教育コース」の生徒は、地域からの呼びかけに応じて、本校にPR活動に携わっています。この日は、教室や体育館で、本校の特色や「教育コース」の活動について、生徒のみなさんへプレゼンを行いました。
「教育コース」の生徒はこのような体験をとおして、分かりやすく伝えるにはどうすればよいかを考え、話し方に強弱をつけたり視覚資料を工夫したりしています。成岩中学校の生徒のみなさん、本校生徒のプレゼンはいかがでしたか?
12 3年生「教育コース」、卒業研究中間指導
6月29日(火)、3年生「教育コース」の生徒が、日本福祉大学の先生方から卒業研究作成に向けた指導を受けました。
3年生「教育コース」の生徒は、これまでの学びの集大成として、現在、卒業研究に取り組んでいます。テーマは、「特別支援教育」「社会のニーズと学校教育」「教育のICT化」「学校と家庭及び地域との関わり」「現代の教育が抱える課題」「校則」「自己表現」「コロナ禍での学校教育」「学校の当たり前について」「性の平等と学校教育」「宿題の意義」「海外の教育制度」「制服」「不登校児童生徒と支援のあり方」「授業時間50分の意味」「今後求められる教育」「授業におけるタブレット型端末の活用」等、多岐にわたります。
生徒は事前に研究テーマやテーマ設定の理由、研究計画等をメールで日本福祉大学の先生方へ送り、担当の先生方からコメントや助言をいただいています。本日の中間指導では、メールでのやり取りを踏まえて、さらに内容を掘り下げる指導をしていただきました。
今回の中間指導を踏まえて、これからは、10月1日(金)に実施する卒業研究発表会に向けて、レポートを作成します。これまで御指導をいただいた先生方、どうもありがとうございました。
11 3年生「教育コース」半田市内小学校で一日体験実習
6月11日(金)、3年生「教育コース」の生徒が、半田市内の3つの小学校で一日体験実習を行いました。
実習に協力していただいたのは、半田市立亀崎小学校、横川小学校、乙川東小学校です。この体験実習は、卒業レポートの作成に向けて、これまでの「教育コース」での学びを教育活動の現場での観察や体験をとおして、整理する目的で実施しています。
各自が、実習の目当てを立て、授業や給食指導、また休み時間の観察等から学びを深めました。授業では、本校生徒がさりげなく児童を支援する姿がありました。また、大放課では、運動場で児童と楽しそうに遊ぶ姿が見られました。
一日体験実習に協力していただいた小学校の校長先生、教頭先生、さらには、学級で指導していただいた学級担任の先生方、本日は大変お世話になりました。お世話になった先生の中には本校の卒業生もいました。生徒もいっそう地域との絆を深めることができました。皆様のご協力で、生徒は貴重な体験をすることができ、進路実現に向けての意欲をさらに高めたと思います。
10 高校総体知多地区予選結果
6月7日(月)、全校集会を行いました。今回も、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、全校生徒が体育館に集まることを避け、校内放送を活用して集会を行いました。
集会では、次のとおり、高校総体地区予選の入賞者の賞状を披露しました。
○陸上部
第75回愛知県高等学校総合体育大会陸上競技会知多支部予選会
男子 円盤投げ(1.750㎏) 1位
400m 2位
4×400mR 6位
○柔道部
第75回愛知県高等学校総合体育大会柔道競技知多支部予選会
男子 66㎏級 3位
○卓球部
第75回愛知県高等学校総合体育大会卓球競技知多支部予選会
女子 学校対抗 3位(県大会ではベスト16へ進出しました)
ダブルス 3位
シングルス 5位(2名)
○バドミントン部
第75回愛知県高等学校総合体育大会バドミントン競技知多名南支部予選会
男子 学校対抗 4位
○ソフトテニス部
第75回愛知県高等学校総合体育大会ソフトテニス競技知多支部予選会
男子 個人戦 3位、5位
女子 団体戦 3位
個人戦 1位
9 教育コース「1期生教育コース通信(号外)」ホームページにアップしました!
平成30年度に開設した教育コースの1期生が、この春、卒業しました。これまでの活動は、「教育コース通信」や「校長通信」で紹介してきました。
本日は、卒業した第1期生が本校での学びを振り返り、送ってくれたメッセージを紹介します。
今回、メッセージを届けてくれたのは、
愛知教育大学 学校教員養成課程 義務教育専攻 算数・数学専修 大平 駿 さん
愛知教育大学 学校教員養成課程 義務教育専攻 算数・数学専修 戸苅 桃子 さん
愛知教育大学 教育支援専門職養成課程 心理コース 德野 力也 さん
東京学芸大学 学校教育系 特別支援教育教員養成課程 佐々木 愛海 さん
愛知県立大学 教育福祉学部 教育発達学科 佐藤 朱里 さん
以上、5人の卒業生です。
本校の教育コースでの学びをとおして、何を感じ、それがどのように大学進学と結びついたのかが書かれています。興味ある方は、本校のホームページから「教育コース」「卒業生」と進み、「号外 進路実績と卒業生の声」を御覧ください。
5人の他にも、第1期生は多くが県内や県外の私立大学へ進学し、教職や教育に関わる職業への道を歩み始めています。日本体育大学や名古屋芸術大学へ進学した卒業生もいます。また、本校と教育連携を結ぶ日本福祉大学についても、教育・心理学部への合格者がいます。
教育コース第1期生のみなさん、新たな環境で教育についての学びをさらに深め、教育の明日を切り拓いてください。
8 教育コース1年生「教育基礎」、2年生「教育探究Ⅰ」日本福祉大学で授業
5月7日(金)、1年生及び2年生の教育コースの生徒が、日本福祉大学の半田キャンパスで講義を受けました。1年生は教育・心理学部長の山本敏郎教授から大学での教員免許の取得について、2年生はスポーツ科学部の大宮とも子准教授からインクルーシブ教育について、それぞれ講義がありました。
山本先生の授業では、小学校の教員免許の取得方法を例に、大学の教職課程の授業内容や教員免許の種類等を教えていただきました。また、大宮先生の授業では、インクルーシブ教育をとおした共生社会の実現についてお話があり、教育の場でのコミュニケーションの意義について考えさせられました。
本校の教育コースは、「地域・世界・未来」の三つのキーコンセプトのもと、学校設定教科として1年生では「教育基礎」を、2年生では「教育探究Ⅰ」を実施しています。そして、教育コースは、平成30年1月19日に結ばれた「半田市教育委員会・愛知県立半田東高等学校・日本福祉大学の教育連携・交流協定」に基づいて教育活動を展開しています。今回の講義も日本福祉大学の協力によるものです。
山本先生、大宮先生、サポーターの学生さん、本日は本校生徒のために貴重な時間をとってくださり、ありがとうございました。
7 1年生部活動紹介
4月9日(金)に、新入生への部活動紹介がありました。授業後、1年生が体育館へ集合し、上級生からガイダンスを受けました。それぞれの部活動が、体育館の半面やステージを使い、趣向を凝らしたパフォーマンスを行って、新入生を勧誘しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、各部活動の発表時間を短くして実施しましたが、終了後早速、友人とともに興味ある部活動を見学する姿が見られました。14日(水)の部活動登録を経て、新入生の部活動が始まります。
6 面接週間開始
4月9日(金)から面接週間が始まりました。本校では、新入生だけでなく上級生についても、学習と部活動との両立、進路の模索、コロナ禍での不安等、担任と悩みや不安などを共有する場を年度の初めと途中で設けています。今回の面接週間は、4月19日(月)までです。
特に、授業のスピードや日々の課題が中学校と異なり、驚きや不安を感じている新入生がいるかもしれません。また、上級生の中には、進路や今後の学力の伸びについて不安を持ち始める人もいます。本校では、面接週間だけでなく、日頃、担任や部活動の顧問とのコミュニケーションを大切にして、温かさと厳しさをもって生徒に寄り添うようにしています。
5 自転車安全運転講習会
4月8日(木)に、1年生を対象に自転車安全運転講習会を行いました。これは、自転車の交通ルール・マナーの理解と安全な運転技術を身につけるために、専門家を招いて行っているものです。
当日は、半田市役所防災交通課、愛知県警半田警察署の担当の方から安全運転に関する講話をしていただきました。自転車に関する交通法規や安全運転のマナーについて、さらに4月1日に施行された「自転車の安全で適正な利用に関する条例」について解説していただきました。
また、株式会社愛三工業の自転車競技部の方々に、自転車の正しい乗り方について実技指導をしていただきました。特に、自転車運転の3つの基本、まっすぐ走ること、曲がること、止まることについて、要点をおさえて話していただきました。
毎年、4月は通学途上での自転車の事故が特に新入生で多くなっています。今回の講習会での学びをもとに、是非、安全な運転を心がけてほしいと思います。
株式会社愛三工業自転車競技部は、地域貢献活動として本校講習会での実技指導に取り組んでおられます。株式会社愛三工業の自転車競技部の皆様はじめ、お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。
本日のポイント
1 交通法規とマナーの順守
2 安全運転3原則…まっすぐ走る、曲がる、止まる
3 ヘルメット着用についての努力義務化と自転車損害賠償保険の加入義務化
4 防犯のためのツーロック
4 1学期始業式
4月7日(水)、全校放送により1学期の始業式を行いました。
式辞では、4月4日(日)に開催された水泳日本選手権大会で、池江璃花子選手が女子100mバタフライで優勝して東京五輪代表入りを内定させたことを取り上げ、その背景を私なりに分析しました。
まず、具体的、短期的かつ明確な目標を描いていたこと。
次に、目標達成に向けて日々努力を積み重ねたこと。
そして、徹底的な自己管理ができていたこと。特に、この自己管理については、計画管理と実行管理の二つの側面で徹底できていたこと。
これら三つに加えて、池江選手が私たちに生きる希望と困難に立ち向かう勇気を与えてくれたことを伝えました。
始業式後は、新1年生と在校生とによる対面式を放送で行いました。
その後、年度初めの諸注意がありました。特に、4月1日に愛知県で「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が施行されたことを受け、10月1日から努力義務化されるヘルメットの着用と義務となる自転車損害賠償責任保険等への加入について、生徒指導部から注意喚起がありました。
3 新3年生、小椋 望 さん、Empowerment Programへ参加
3月22日(水)から26日(金)までの5日間、新3年生 小椋 望 さんが、Empowerment Programに参加しました。この研修会は(株)アイエスエイが主催するもので、ポジティブシンキング、アイデンティティ、リーダーシップ、さらには環境問題、フードロス、SDGsといったトピックについて徹底的に議論し、自己開発を図るセミナーです。使用言語を英語のみとしていて、各グループに英語のネイティブがついて活動をリードしている点が特徴です。
小椋さんは、「実際に英語を使ってみたかった」「海外からの留学生と一緒に活動したかった」「他の学校の生徒と交流したかった」といtった理由でこのセミナーへ参加したそうです。
セミナーを終えて、小椋さんは、グループが最高のパフォーマンスをするための条件に気づいたと言っています。一つ目はリーダーの資質に関するもので、リーダーには議論の方向性を決めてメンバーの意見を引き出すとともに、意見をまとめる力が求められるということです。次に、活動の質が大事だということです。これは、学校の授業では、授業の内容やカリキュラムにあたるのではないかと言っていました。そして、何よりも大切なのは、メンバーの参加意慾や活動意欲だそうです。特に、自分自身の考えをしっかりともち、自分が何をしたいのかをきちんと伝えることが、グループ活動の原点だということに気づいたそうです。さらに、留学生からは、リーダーは数多くの失敗から学び、それらを自己の成長の糧としているということを教わったと言っていました。
本校の教育コースで学ぶ小椋さんは、これらの気づきは、優れた授業が成立するための条件にもなるのではないかと考えています。本校の生徒は、いろんな学びの機会を活用して、自己の向上に努めています。
2 入学式
4月6日(火)に入学式を行い、240名(教育コース15名を含む)の新入生を迎えました。式辞では、
・高い目標を掲げ、自分の可能性に挑戦すること
・豊な人間性と社会性を身に付けるよう、自分を磨くこと
の2点について話しました。
そして、これら2点を達成させるため、「本校の教育活動を100%信頼し、学習、部活動及び学校行事の三つに全力で取り組んでほしい」と伝えました。第42回生との出会いに感謝し、今後の学校生活が実り多きものとなるよう願っています。
本日は、コロナウイルス感染拡大防止のため、体育館の窓及び扉はすべて開放して入学式を行いました。また、ご家庭からの出席は1名とさせていただきました。防寒対策や入館前の手指の消毒の御協力をありがとうございました。
1 校長あいさつ
愛知県立半田東高等学校は、昭和55年に開校しました。これまで、校訓「一心不乱」のもと、生徒一人一人が気力と体力を充実させ、学力を向上させるとともに人間性と社会性の涵養に努めてきました。
本校では、「求める生徒像」を、「自ら目標を定め、その実現に粘り強く努力できる生徒、豊かな人間性と社会性を備えた生徒」としています。具体的には、
(1) より高い進路目標を持ち続け、目標の実現に向けて、真摯な態度で粘り
強く努力できる生徒
(2) 部活動、学校行事に主体的に取組み、心身ともに健康で、相手の気持ち
を考えて自律的に行動できる豊かな人間性と社会性を備えた生徒
です。そして、この目標を実現するために、本校では、特に育てたい「力」として、探究する力、やり抜く力、共感する力、伝える力を重視しています。本校で学ぶ生徒は、これらの力を身につけ、将来、社会で活躍してほしいと願っています。
さて、本校は、平成30年度に愛知県で初の教育コースを開設しました。このコースは、教員の進路希望を持つ生徒に対して、独自の授業や体験実習などをとおして、教師としての資質の育成を図るとともに学力の向上を目指すコースです。キーワードを「地域」、「世界」「未来」とし、「地域で学び、世界を見つめ、未来を考える生徒」を育てるためのカリキュラムを用意しています。カリキュラムの実施に当たっては、半田市教育委員会及び日本福祉大学と教育連携・交流協定を結び、特色ある活動を行っています。また、愛知教育大学や愛知県立大学との連携教育にも力を入れています。さらに、2年次の3月にはオーストラリアでの教育視察も行います(令和元年度及び令和2年度の教育視察は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止としました)。また、3年次の秋には卒業研究発表会を行い、各自の研究内容は卒業研究レポート集として冊子にまとめています。教育コースの活動の詳細は、本校のホームページで御確認ください。
最後に、本校では令和4年度入学生から制服の変更を計画しています。現時点でデザインの概要がほぼ整いました。本年度は、学校説明会で皆さんへ詳細をお伝えすることができるよう、引き続き準備を進めます。
今後も、本校で活力ある生徒とともに日々過ごすことができるのを誇りに思い、教職員一丸となって教育活動を推進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和3年4月1日
愛知県立半田東高等学校
校長 稲澤由以